LEXUS LC 「純正オーディオを高音質化」普通ではできないサウンドチューニング!
LEXUS LC(他モデルも含む)の純正オーディオは少し特殊です。
このLCの場合フロントスピーカーはダッシュに10cmフルレンジとドアに16cmフルレンジが搭載されていますが通常のオーディオとは違い、純正アンプ(パイオニア製)により各スピーカーに適した帯域フィルターがかかっています。
ドアの16cmは約200Hz以下の低域のみ、ダッシュフルレンジは約200Hz以上の中高域のみと推測
つまり、通常の市販スピーカーへ交換しただけでは「逆に音が悪くなります」
最近の輸入車に増えているシステムです。さらにLEXUSに適したイコライジングもアンプ内で行われているため安易にスピーカー交換するのはよくありません。
そこで必ず必要になるのが「デジタルプロセッサー付きパワーアンプ」通称「DSPアンプ」と呼ばれています。
取付けるのはTR-DSP600(サイアコ社製)DSPアンプ(6cn入力 / 8ch出力)帯域合成可能なモデル
写真はすでに取付た後なので少々見えずらいですが・・
こちらがLC純正のパイオニア製マルチオーディオアンプ
作業前に純正オーディオの音質を確認しました。
ダッシュがフルレンジであるのも影響しているのか、音の定位感は抜群のようですが、広がり感・臨場感が乏しい感じです。言葉でいうなら音の全てがメーター内の範囲に収まっている感じ。
今回のオーディオチューニング後ではこうなります。
音の広がりと、音の粒立ちが際立ち、聴いていたくなるサウンドへ激変します。
ポイント1
ダッシュのフルレンジスピーカーを取り外して、FOCAL 165FE 高域専用ツイーターに変更
ポイント2
ドアの16cmサブウーファーからFOCAL 16cmフルレンジに変更
純正スピーカーは、ほぼ低域のみ専用
純正スピーカーエンクロージャーを加工してFOCALへ交換
フロントスピーカーの交換完了
DSPアンプの取付完了
リアスピーカーとリアセンターサブウーファーは純正のまま使用
ここからが普通ではできないレベルになります。純正アンプからの各専用帯域をDSPアンプによりフラットに近い状態まで帯域合成して通常のフルレンジに戻していきます。
そこから各スピーカーのパフォーマンスを最大限にするため、クルスオーバーの設定「周波数帯域」を分けていきます。
FOCAL 165FEを使いますのでフロント2way間はおよそ2800Hz , サブウーファ―間90Hzからテストしていきます。
センタースピーカーは純正のままですが10W 39Ω抵抗を返して音量は60%以上ダウンしました。
そこから
各スピーカー音量レベル・位相マッチング・タイムアライメント・イコライジングを繰り返し、理想のサウンドへ
最高レベルのバランスに仕上げて完成
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